記事作成代行の月額サブスク相場|都度発注との損益分岐と選び方【2026年版】
目次
「まず1本だけ試して、良ければ続けよう」。
記事作成代行を検討するとき、多くの企業がこの入り方を選びます。ところが半年後、手元にあるのは3〜5本の記事と「順位が動かないので外注は効かなかった」という結論だけ——というケースが非常に多い。
原因は業者の質ではなく、発注の形にあります。SEOは1本の出来より「継続本数×時間」で効く世界なので、都度発注は構造的に成果が出にくい。だからこそ月額サブスク(定額)型の記事作成代行が主流になってきました。
この記事では、月額サブスクの相場と中身を整理したうえで、都度発注とサブスクの損益がどこで分かれるのかを、当社が自社メディアを約90本運用して得た実測データと、支援先の実測順位データで説明します。
この記事の要点
- 記事作成代行の月額サブスク相場は月10〜30万円(月10〜15本が標準)。単価ではなく「月に何本積めるか」で見る
- 都度発注は1本あたりの単価が安く見えても、本数が積み上がらないため成果に届かない
- 自社メディア約90本の実測では、30本を超えたあたりから検索流入が目に見えて積み上がった。1本あたりは週2〜3PVと小さく、複利で効く
- 支援先(競合の強いテーマ)では1ヶ月強で40本超を公開し、初期21本のうち90%が検索10位以内・9本が1位
- サブスク契約の地雷は料金ではなく最低契約期間・本数繰越・著作権・キーワード選定の有無の4点
記事作成代行の課金形態は3つに整理できる
結論から言うと、記事作成代行の料金体系は「都度発注」「月額サブスク」「成果報酬」の3つに集約されます。見積書の見た目が各社バラバラなのは、この3つのどれを採っているかが違うだけです。

| 課金形態 | 費用の決まり方 | 向いている状況 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 都度発注(1本買い) | 1本ごと、または文字単価 | 単発の特集記事・お試し | 本数が積み上がらず、SEO成果に届きにくい |
| 月額サブスク(定額) | 月の本数に応じた定額 | 継続的にメディアを伸ばしたい | 最低契約期間・繰越不可の縛りがある場合がある |
| 成果報酬 | 順位や流入に応じて変動 | 短期で順位だけを狙う | 順位は外部要因に左右され、費用が読めない |
SEO記事の外注では、実質的に都度発注か月額サブスクの二択です。成果報酬型は「どの順位を、いつ、どう測るか」で揉めやすく、記事制作の領域では定着していません。
月額サブスクの相場は月10〜30万円
2026年7月時点で当社が調べた範囲では、記事のみを提供する月額サブスクの相場は月10〜30万円(月10〜15本が標準)でした。比較のために、都度発注の相場も並べます。
| 発注形態 | 相場(2026年7月・当社調べ) |
|---|---|
| クラウドソーシング(1本) | 3,000〜10,000円 |
| フリーランス(1本) | 8,000〜15,000円 |
| 編集プロダクション(1本) | 15,000〜30,000円 |
| SEO制作会社(1本) | 20,000〜50,000円 |
| 月額サブスク(記事のみ) | 月10〜30万円/月10〜15本 |
| AIO・LLMO対策専門会社 | 月20〜100万円 |
ここで注意したいのは、この価格差の大半は「文章の上手さ」ではないということです。差が出るのはキーワード選定・検索意図の設計・一次情報の取材と裏取り・CV導線の設計・入稿までやるかどうか。同じ「1本2万円」でも、キーワード選定が別料金なら発注側の工数はまったく変わります。
見積もりを比べるときは、金額の横に「その金額に何の工程が含まれるか」を必ず書き出してください。
損益分岐を決めるのは単価ではなく「継続本数」
ここが本記事の中心です。都度発注とサブスクのどちらが得かは、単価ではなく何本まで積むかで決まります。
当社は自社メディア(note)を2026年5月から毎日1本ペースで約90本運用し、その全データを計測してきました。そこで分かった数字がこちらです。

| 実測項目 | 数値 |
|---|---|
| 自社メディアの公開本数 | 約90本(毎日1本・約3ヶ月) |
| 上位12記事の週間PV | 233PV |
| 記事1本あたりの平均 | 週2〜3PV |
| 検索流入が積み上がり始めた本数 | 約30本 |
1本あたりは週2〜3PV。この数字だけを見て「記事は効かない」と判断する人は多いはずです。しかし90本積むと、古い記事が検索経由で読まれ続け、全体では週233PVになります。しかも流入の主力は3ヶ月前に公開した記事でした。つまり記事は公開して終わりではなく、積んだ分だけ後から効いてくる資産です。
この構造が意味するのは明快で、3〜5本の都度発注では、そもそも判定できる段階に到達しないということです。1本2万円で5本発注して10万円を使い、週10〜15PVで「効果なし」と結論づける——これが冒頭で書いた失敗の正体です。
より詳しい内訳(スキは48時間で確定する、価格・比較系はソーシャル指標では伸びないが商談に近い読者を連れてくる、など)は企業noteを毎日更新して90本公開した実測データ全公開にまとめています。
本数を積めば必ず伸びるわけではない
誤解のないように補足します。本数は必要条件であって、十分条件ではありません。同じ90本でも、当社の実測では「○○とは」型の抽象解説記事はソーシャル指標が伸びず、検索でも上位が取りにくい傾向がありました。伸びたのは一次情報や具体的な手順が入った記事です。
実際、支援先(事業者向け金融マッチングサービス様・競合の強いテーマ)では、1ヶ月強で40本超を公開し、初期21本の実測で90%が検索10位以内、9本が1位という結果になりました。記事経由の案件化率は平均40%です。本数と設計が揃うと、この速度で動くことがあります。
なお、これは特定テーマでの実測値であり、順位は競合状況やアルゴリズムで変動します。当社を含め、順位を保証する業者があれば疑ってください。
サブスク契約で確認すべき7項目
料金表よりも先に確認すべきなのは、契約条件のほうです。ここを詰めずに始めると、金額が同じでも実質コストがまったく変わります。

- 最低契約期間:6ヶ月・12ヶ月縛りがないか。合わなかったときに止められるか
- 本数の繰越:今月書けなかった分が消えるのか、翌月に繰り越せるのか
- キーワード選定は含まれるか:別料金なら、発注側に企画工数が丸ごと残る
- 一次情報の扱い:取材・ヒアリングをするのか、公開情報の再構成だけか
- 著作権の帰属:納品後に自社の資産として自由に使えるか(譲渡されない契約もある)
- 入稿までやるか:WordPress入稿・アイキャッチまで含むか、テキスト納品で終わりか
- レポートの有無:GA4・Search Consoleを見た月次の振り返りがあるか
特に2番の繰越と3番のキーワード選定は、見積書に書かれていないことが多い項目です。「今月は先方が忙しくて依頼できなかった」で本数が消える契約は、実質的な単価が跳ね上がります。
当社の料金設計と、値決めの理由を公開する
参考情報として、当社(AIリモートワーカー)のSEO記事作成代行の設計も公開します。
| プラン | 本数 | 月額(税抜) | 1本あたり |
|---|---|---|---|
| ライト | 月10本 | 100,000円 | 10,000円 |
| グロース | 月30本 | 200,000円 | 6,700円 |
本数が多いほど1本あたりが下がる設計にしているのは、値引きのためではありません。キーワード設計と一次情報の型が共有できる本数をまとめて回すほうが、1本ごとの品質を落とさずに深く書けるからです。逆に月に数本だけ都度発注される形は、毎回ゼロから事業理解をやり直すことになり、品質と費用の両方で不利になります。
契約期間の縛りは設けていません。まず1本を無料サンプルとしてお作りし、品質と相性を確認してから継続を判断していただく形にしています。記事の著作権は納品後に発注企業へ帰属します。
なお、当社もAIを下調べや下書きに使います。「100%人力です」とは言いません。ただし成果を左右するのは検索意図の設計・一次情報・人による編集とファクトチェックであり、そこに工数をかけています。Googleも作成手段ではなく「読者にとって有益か」で評価すると明言しています。
月額サブスクが向く企業・向かない企業
| 向いている | 向いていない |
|---|---|
| 半年〜1年かけて検索流入を作りたい | 今月中に問い合わせを増やしたい |
| 担当者が兼務で、企画から任せたい | 社内に編集チームがあり、執筆だけ欲しい |
| 記事を自社ドメインの資産にしたい | 単発のキャンペーンページだけ必要 |
「今月中に成果が欲しい」場合、記事作成代行は正しい打ち手ではありません。その場合は広告や営業側の施策を先に検討すべきです。記事は3ヶ月・30本を1つの目安に、複利で効いてくる投資だと考えてください。
逆に、すでにオウンドメディアを持っていて更新が止まっている企業にとっては、月額サブスクは「止まっている資産を動かす」もっとも確実な方法です。
よくある質問
Q. 記事作成代行の月額サブスクの相場はいくらですか?
2026年7月時点の当社調べでは、記事のみを提供するサブスクで月10〜30万円(月10〜15本が標準)が中心帯です。ここにキーワード選定・入稿・レポートが含まれるかで実質コストが変わるため、金額だけの比較は避けてください。
Q. 都度発注とサブスク、どちらが安く済みますか?
積む本数によります。3〜5本で終わるなら都度発注が安く済みますが、その本数ではSEOの成果判定に届きません。当社の自社メディア実測では、検索流入が目に見えて積み上がり始めたのは約30本を超えてからでした。継続前提ならサブスクのほうが1本あたりも工数も有利です。
Q. 何本くらいで効果が出ますか?
テーマの競合性によります。当社の自社メディア(AI・営業領域)では30本超から積み上がりを実感しました。支援先では1ヶ月強で40本超を公開し、初期21本の90%が検索10位以内という結果もあります。最低3ヶ月・30本を1つの判断単位にすることをおすすめします。
Q. 最低契約期間の縛りがある業者は避けるべきですか?
縛りがある=悪ではありませんが、縛りの理由を説明できるかは確認してください。「継続しないと成果が出ないから」という説明は理屈としては正しいものの、発注側のリスクを一方的に負う形になります。当社は縛りを設けず、初回1本の無料サンプルで判断していただく形にしています。
Q. AIで書かれた記事でも検索順位は上がりますか?
作成手段そのものは評価軸ではありません。問題は、AIに丸投げした記事が「一次情報がなく、どこかで読んだ内容の再構成」になりやすい点です。当社の実測でも、抽象的な「○○とは」型の記事は伸びませんでした。AIを使うかどうかではなく、一次情報と人の編集が入っているかで判断してください。
Q. 検索順位は保証してもらえますか?
いいえ。順位はアルゴリズムや競合など外部要因に左右されるため、当社は保証をしていません(保証をうたう業者にはご注意ください)。お約束できるのは「上位表示の確率を最大化する設計」と、月次での成果報告・改善提案です。
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執筆・監修:佐々木 優希(AIリモートワーカー代表/上場企業 営業統括 兼 AI責任者)
スタートアップで営業組織が数名から200名規模へ拡大する現場をトップセールスとして経験し、SFA・CRMのエンタープライズ営業マネージャーを経て、現在は上場企業で営業統括とAI責任者を兼務。本記事の実測データは、当社が自社で運用するメディア(2026年5月〜8月・約90本)および支援先の公開記事の順位実測に基づきます。